第3の勢力、現る
「Mobile World Congress 2013」という世界最大規模の携帯通信関連見本市が、スペインで行われ、そこで「Firefox OS」の動作する実機が公開されました。
2012年までは、AppleのiOSとサムソンを中心としてGoogleのAndroid、2強の争いでしたが、これに対抗できうるOSが出て来ました。
マイクロソフトのWindows Phoneも第3勢力となりうるOSではあったのですが、なにぶん発表と実機販売のギャップがあり、いまや脱落してしまったといってもいいでしょう。
また、今年に入って、NTT DoCoMoが「Tizen」なるOSを市場投入することが発表されましたが、これは、Googleの「Android」よりも柔軟で、OSの設計図といえるソースコードも公開されており、通信事業者やアプリ(ソフト)開発企業の自由度が広がり、サービスを展開しやすくなるのだそうです。
もっとも大きの狙いとしては、脱グーグルという目的もあり、参加企業の意気込みが伺えます。
ただし、サポート表明している企業の数を比べると「FirefoxOS」のほうがはるかに多いうえに、メーカーが開発を主導しているとの理由により、やはり第3勢力の筆頭は、「FirefoxOS」に落ち着きそうです。
iPhoneとAndroid携帯はどちらが優れている?
現状では、スマートフォンを購入しようとすると、iPhoneかAndroid携帯のどちらかになるかと思います。
まだまだ第三勢力は未知数な部分が多いですから・・・
カタログスペックなどで言えば、Android携帯のほうが豊富な上、最新のスペックを搭載しているのですが、実際に使うとなると、その使いやすさから、iPhoneに軍配は上がりそうです。
ただし、日本独自のサービスであるおサイフケータイ機能やワンセグなどを搭載していないので、そちらの機能を活用しているのであれば、やはりAndroid携帯を選ばざるを得ないということになります。
iPhoneの弱点
おサイフケータイやワンセグなんていらない、使い勝手がいい携帯のほうがいいから、iPhoneにしよう!と思った人は、注意してください。
残念ながら、iPhoneはソフトバンク、auでしか利用することができず、Docomoがどうしても使いたいというのであれば、必然的にAndroid携帯しか選べないのです。
NTTドコモからiPhoneを販売してほしいという消費者からの要望はあるものの、現在のところ実現の可能性は期待できません。
なにやら販売開始するとかしないとか、含みだけは持たせていますが・・・